
目次
- Qoo10で感じている成長と、現在の売上状況
- メガ割・メガポ・平常日、イベントごとの役割と使い分け戦略
- 「安くしないと売れない」からの脱却!セット化と価格見直しで変えた、売上の作り方
- 商品力・差別化ポイントと、Qoo10で見据える次の展開
- Qoo10を運用して見えてきた課題と、今後への期待
Qoo10で感じている成長と、現在の売上状況
― 現在の売上や販売状況はいかがですか?また、その現状をどのように評価されていますか?
2025年7月から担当を引き継ぎましたが、Qoo10自体がモールとして非常に注目され、成長していると感じています。レバンテとしても、直近のメガ割で過去最高の売上を記録しました。
特にメガ割では、リピーターのお客さまが単品ではなくセット商品を中心に購入してくださるようになり、イベント時に集中して売上が伸びているという手応えを感じています。
―メガ割などイベントを実施していない「通常月」の売上はどうですか?
以前は、イベントのない通常月では売上が伸び悩み、売上基盤を築くのに苦心していました。 そこで、「今がお得」と感じていただけるよう、タイムセール形式の自社セールを定期的に実施し、クーポン配布や一定率の値引き施策を行いました。その結果、平常時の日次売上は従来比で約5〜6倍まで底上げされ、安定した売上基盤を築くことができました。
直近では、メガ割では通常月の約3倍の売上がつくれています。 今後はさらなる成長を目指し、メガ割で昨年の約5倍の売上を達成できるよう、運用の強化を図っていきたいと考えています。

メガ割・メガポ・平常日、イベントごとの役割と使い分け戦略
―2025年の「メガポ」の手応えはいかがでしたか?
メガポは、メガ割ほどの瞬間的な爆発力はないものの、着実な手応えを感じています。特に、競合がひしめく商品でも露出のチャンスを作りやすい点は、大きなメリットです。例えば「ビタミンC」のような競合が多い人気商品は、メガ割の時だと「プラス展示」などの入札枠がすぐに埋まってしまったり、入札の終了30秒前に他社に枠を奪われたりと、露出を確保すること自体が困難です。
その点、メガポであれば、競合が多い商品でも枠が確保しやすく、安定して目に触れる機会をつくることができます。また、Qoo10のカテゴリ担当の方からご提案いただく「インナービューティー特集」などへの掲載も、貴重なタッチポイントになっています。メガポでまず新規のお客さまとの接点を作り、そこから次のメガ割でのリピート購入へつなげていく。そんな循環を生むための重要なステップとして、今後もメガポを戦略的に活用していきたいと考えています。
―プロモーション強化や特集ページへの掲載によって、具体的な売上効果はありましたか?
10月に発売したビタミンCサプリを「インナービューティー特集」のトップ動線に掲載いただいたところ、想定を大きく上回る販売実績となり、掲載からわずか1〜2日でデイリーのサプリランキング1位に載るまでとなりました。レビュー率も30%程度と非常に高く、短期間でレビューが一気に増加するなど、ユーザーからの反響の大きさを実感する結果となりました。
その反応は、特集ページへの掲載期間中の一時的な売上だけで終わらず、掲載終了後も継続的に購入が発生しており、それだけ大きな効果があると感じています。
―メガ割のタイミングと平常日では、広告メニューをどのように使い分けていますか?
まずはプラス展示への入札で市場の反応を見ることから始めています。そこで手ごたえのあった商品については、掲載期間を延長したり、「パワーランクアップ」へ切り替えたりと動きに合わせて柔軟に判断しています。
セールイベント時には「タイムセール広告」や「MegaAD」を活用していますが、体感としてはタイムセール広告よりもMegaADの方がトラフィックを獲得できている印象です。タイムセール広告は実績のある売れ筋商品が上位に表示されやすい一方で、MegaADはランダムな上位表示により、新たな顧客接点を効率よく生み出せていると感じています。

「安くしないと売れない」からの脱却!セット化と価格見直しで変えた、売上の作り方
―売上が過去最高になったとのことですが、この動きを社内ではどのように分析・評価されていますか?
以前は「Qoo10では低単価でなければ売れない」という思い込みがあり、ランキング上位を狙うために、利益を度外視した価格設定にしていました。販売件数こそ伸びるものの、実態は赤字に近い状態が続いていました。
この状況を打破するため、セット商品を主軸に据え、適正な価格に戻すことに舵を切りました。その結果、優良なリピーターのお客さまがしっかりと定着し、さらに新規のお客さまでも最初からセットを購入されるケースが増えています。
結果として、客単価が上昇し、件数は減少したものの、売上は過去最高を記録しました。数の追求から収益性を意識した良い形での成長ができていると評価しています。
―出店当初は、やはり価格を下げてでも認知やレビューを獲得するフェーズが必要だとお考えですか?
一定程度は必要経費だと考えています。特にリピートが見込める商品、例えばビタミンCなどについては、初期段階では利益を重視せずに露出を優先しています。レビューが十分に集まるまでは、広告や露出を止めずに継続します。
まずは一度使ってもらうことを最優先としていく考え方で運用しています。
商品力・差別化ポイントと、Qoo10で見据える次の展開
―Qoo10としても力を入れている「インナービューティー」カテゴリーですが、今後の展開や社内での期待感について教えてください。
現在、当社のインナービューティー商品、特にサプリメントは非常に好調で、社内でもQoo10は注目度の高いモールとなっています。今後さらに伸ばしていこうという意識が高まっており、既存のサプリメントの強化はもちろん、来年に向けてQoo10ユーザーのニーズに合ったスキンケア商品の新規開発を検討する動きも出てきました。
あわせて、インフルエンサーを起用したプロモーションによる認知拡大など、集客面でもQoo10での展開を強化していくための具体的な取り組みも進めています。

―競合が多い中で、御社の商品力や差別化のポイント、優位性はどこにあるとお考えですか?
レバンテは長年にわたるサプリメントの開発経験から①適切な成分量、②成分の組み合わせ、③品質管理、この3つに徹底的にこだわった商品づくりを行っています。
成分は、ただ多ければ良いというものではありません。一つひとつの成分について適切な量を見極め、成分同士の相乗効果を最大限に引き出す配合設計を大切にしています。また、口に入れるものだからこそ、安全性へも配慮し、国内GMP認定工場を選定し徹底した品質管理の中で製造しています。
さらに、毎日無理なく続けていただくために、形状や価格など「飲みやすさ」にも配慮しています。
安心感・信頼感のあるものづくりと、考え抜かれた成分の組み合わせ。その総合力の高さこそが、私たちレバンテの商品の魅力だと考えています。
Qoo10を運用して見えてきた課題と、今後への期待
―Qoo10大学(販売者向け学習サイト)や、メール・LINEでの情報発信について、率直な感想やご要望はありますか?
「Qoo10大学」などを通じてノウハウを共有いただける環境は、非常に助かっています。一方で、業務の都合でどうしてもリアルタイムでの参加が難しいセミナーもあるため、アーカイブ配信や再放送のラインアップがより充実していくと、さらに活用の幅が広がると期待しています。
また、LINEで配信されている「検索キーワードランキング」については、そのキーワードが一過性のものなのか、継続的なトレンドなのかを判断したいと考えています。そのため、前月比や前年同月比などの比較データもあわせて発信いただけると、商品開発の参考になります。

―これからQoo10出店を検討している方や、売上に悩んでいるショップに向けて一言お願いします。
広告費をかけることに不安を感じる方も多いと思いますが、現在は競合状況を踏まえると、比較的参入しやすいタイミングだと感じています。まずは思い切って出店し、プラス展示などの広告から試してみるのがおすすめです。
お客さまが増えればレビューも蓄積され、そこからさらに拡大していくことができます。まずは一度、挑戦してみてほしいと思います。
