【2024年最新】5分でわかる Qoo10出店方法 完全ガイド

Qoo10でショップオープンするまでにどのくらい時間がかかるか、どのような出店メリットがあるのかを調べているEC担当の方も多いかと思います。
本記事は、すでにECモールに出店していて、今後はQoo10で販路拡大を検討している事業者の方向けの出店ガイドです。

  • Qoo10の特徴、他モールとの違い
  • Qoo10の出店方法や流れ
  • Qoo10でかかる費用

がわかります。少しでも出店の参考になれば幸いです。

目次

1.Qoo10の特徴

Qoo10は2010年6月よりサービス開始した、eBay Japan合同会社が運営する日本国内向けのオンラインマーケットプレイスです。
会員登録数が2,300万人以上のオンライン総合ECモールです。女性のお客さまが多く、全体の約80%を占めています。

出店費用や月額固定費は一切かからず、手数料は6〜10%の成果報酬型の仕組みになっています。

楽天CSVデータを用いて一括商品登録もできるため、他社モールと比較しても手間がかからず運営しやすいという特徴があります。

2.Qoo10の規模感はどのくらい?

Qoo10は2024年現在の会員数で2,400万人、流通総額は年間20〜30%で成長しています。

出店数:19,000
会員数:2,400万人
商品数:12億点
月間ページビュー:5.4億
流通総額:年間20〜30%で成長(国内EC市場は年間約5.4%で成長)

一方で、伸びしろの大きいブルーオーシャンのカテゴリーも多く存在しています。大手ECモールでは競合が多く、レッドオーシャンになっているケースでも、Qoo10内でのトップシェアを狙えるチャンスもあります。

3.Qoo10出店の7つのメリット

Qoo10に出店することで得られるメリットは大きく分けて7つあります。


  1. 10〜30代の女性ユーザーにアプローチしやすい

    Qoo10は他ECモールと比べて、10〜30代のお客さまが多く、女性が全体の約80%を占めています。そしてZ世代では女性だけでなく男性も急増しています。
    化粧品やアパレル、美容などのカテゴリー商品を販売するプラットフォームとしては、最良の選択肢の1つと言えます。
    また、お客さまの増加に伴い、食品・日用品・ペット用品・家電・ゲーム等のカテゴリーも著しい成長が見られます。

  2. 「メガ割」の圧倒的な集客力

    3か月に1度のBIGイベントである「メガ割」は国内ECモールの中でも最大級の規模で、圧倒的な集客力があり、多くの販売店にとって売上アップのチャンスがあります。
    Qoo10とショップが共同で割引原資を負担し、セール価格からさらに20%割引がされるため、お客さまの購買意欲を高めるショッピングのお祭りになっています。

    その他にも、20%のポイント還元がある「メガポ」が2023年から始まりました。メガ割に続く大規模なイベントとして人気急上昇中です。

  3. 広告プロモーションが安価で始めやすい

    Qoo10の広告枠は、ニーズや予算に合わせて、トップページ掲載バナーをはじめ、「タイムセール」や「共同購入」などの専用ページへの掲載、「キーワードプラス」や「パワーランクアップ」などの検索時の上位表示といったさまざまな種類から選択できます。
    「キーワードプラス」は、キーワードによって1日100円から上位表示できる低コストかつ効果的な広告枠です。また、「タイムセール」は、1枠あたり2,000円~6,000円とリーズナブルな価格で始められる集客力の高い広告枠です。

    課金方法は、掲載費用と成約手数料の2つがあります。掲載費用は、広告枠の種類や掲載期間によって異なります。成約手数料は「スマートセールス」のみ適用され、商品の購入が成立した場合に発生します。

  4. Qoo10負担のクーポンが豊富で価格訴求しやすい

    ショップに代わってQoo10が費用負担するクーポンを常時数多く提供しています。
    「カートクーポン」とよばれるイベント時カート単位で使用できる割引クーポンは特に価格訴求がしやすくなっています。その他にも、会員ランクごとに使えるクーポンや誕生日クーポンなどを発行して、購入の後押しをしています。
    クーポンZONE

  5. レビューがたまりやすい

    Qoo10では、お客さまからのレビューがたまりやすいのもメリットです。
    レビューを書いたお客さまに対して、次のお買い物で利用できるポイントをQoo10原資で付与しているため、レビュー投稿率が非常に高くなっています。

  6. いつでもお問合せができるセラーサポート

    店舗運営やシステム操作方法、顧客対応などで困ったときにメール、電話でセラーサポートにお問合せが可能です。
    セラー(ショップ)向け受付電話は 9:00~12:00、13:00~18:00 (土日祝日を除く、日本時間)でオープンしています。

  7. 出店費用・月額費用が無料

    初期費用(出店費用)および月額の固定費が発生しないのも大きな出店メリットです。
    商品が売れた分に応じて費用が発生する成約手数料モデルのため、出店初期に大きな赤字を被ることなく、健全で継続的なショップ運営がしやすいと言えます。

4.Qoo10で売れ筋のカテゴリーとは?

Qoo10では10〜30代女性のお客さまが多いことからビューティーやファッションカテゴリーが注目されています。一方で、食品・日用品・ペット用品・家電・ゲーム等のカテゴリーも著しい成長が見られます。Z世代の男性のお客さまも急増しています。
直近のメガ割においても、食品カテゴリーではサプリメントやナッツなど美容やダイエット、健康食品、韓国系食品が人気で、家電カテゴリーでは脱毛器やヘアアイロン、ドライヤーを中心とした美容家電などが多くのお客さまに購入されました。

5.出店の流れと出店審査(6ステップ)

ここからは、Qoo10の出店の流れを解説していきます。
大きく分けると、出店登録(約20分)→書類確認(1〜3営業日)→出店審査(7営業日)の順番で手続きが進みます。
出店審査完了後、実際に販売開始(ショップオープン)となります。

下記にてステップごとに詳しく説明していきます。

6.出店に必要な書類

まず、出店にあたり下記をご準備ください。

  • メールアドレス、電話番号
  • SMS認証用のスマートフォン
  • 事業登録証(法的身分証明書の写し)
  • 通帳の写し
  • 銀行口座情報
  • (必要に応じて)販売免許情報
    1. Qoo10会員登録、メールアドレスと電話番号の認証(10分程度)

      こちらのページよりQoo10会員登録を行います。登録メールアドレス、電話番号の本人認証が必要になります。 https://www.qoo10.jp/gmkt.inc/Member/RegisterSeller.aspx?isSellerRegProcess=Y

    2. ショップの詳細情報確認のため、必須情報入力

      法人番号、企業所在地、代表者名などを入力します。

    3. Qoo10にオープンするショップに関する情報を入力

      Qoo10で登録するショップ名などを入力します。

    4. 配送関連情報を入力

      どの配送会社を利用するか、選択します。

    5. 精算に必要な銀行口座情報、通帳の写し・事業者登録証をアップロード(書類審査:1〜3営業日

      ここでは銀行通帳の写し、事業者登録証(法的身分証明書の写し)を準備しておきましょう。

      ・事業者登録証・法的身分証明書の写しとは?

      法人の場合:履歴事項全部証明書 (3ヶ月以内に発行されたものに限ります)
      個人の場合:パスポート、運転免許証(表裏両面)、 健康保険証の内どれか1つ
      個人事業主の場合:個人事業の開設・廃業等届出書

    6. 出店審査(7営業日

      全て入力が終わると出店審査(書類チェック)に進みます。およそ7営業日以内に完了します。

7.Qoo10の出店費用・販売手数料は?

Qoo10では出店費用と月額費用がかからず、販売手数料のみ発生します。

販売手数料は「販売金額の合計」×「販売手数料率」で計算されます。
[販売金額の合計 = 商品価格 + オプション価格 + 送料]

販売手数料には、カード決済手数料が含まれます。また、販売手数料に対する消費税はショップ負担となります。

8.カテゴリー別の販売手数料率

Qoo10ではカテゴリーごとに販売手数料が変わります。自社で販売したい商品カテゴリーと照らし合わせて、コストシミュレーションをしてみましょう。

レディースファッション 10%
ビューティー・コスメ 10%
メンズ・スポーツ 6〜10%
家電・PC・ゲーム 8〜10%
スマホ・イヤホン 8〜10%
日用品・生活 6〜10%
食品・サプリ・飲料 6〜10%
ベビー・キッズ 9〜10%
エンタメ・eチケット 6〜10%

例)レディースファッションカテゴリー(10%)の場合

販売金額の合計 = 6,000円
6,000円×10% = 600円 (販売手数料)
600円×10% = 60円(消費税)
✓ 手数料合計:660円(消費税込)

まとめ

この記事ではQoo10の出店方法やメリットを解説しました。実際の手順やイメージが沸いたでしょうか?Qoo10は初期費用や月額費が完全無料のため、リスクなく始められます。

事業・販売計画等が決定しなくとも、先に出店登録をして、システムの操作性や仕組みを理解することをおすすめします。

新しいことを始めるのは、要領がわからず、手続きが面倒そうなので、気後れすることもあります。やらないほうがいい理由のほうがたくさん見つかります。「今は他のECモールの運営で忙しいし、そのうちやろう」と考えるかもしれません。でも、成功するのは、そういった億劫さを乗り越えて、前に踏み出した人です。

あなたも、前に一歩、踏み出してみませんか?
It’s Now or Never. 始めるのにベストなタイミングは「そのうち」でなく「今」です。


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