QSM(Qoo10 Sales Manager=販売者向け管理ツール)の操作を理解していないと、注文管理や問い合わせ対応など、Qoo10の運営において重要な操作がスムーズに行えない可能性があります。また、QSMを扱える人がいない場合、注文やお問い合わせ対応が停止してしまうこともあります。
これらの問題を解決するために、QSMの操作方法を学びましょう。特に、新規注文や配送遅延などの重要な情報を確認するためには、QSMのメニューを理解し、適切に操作できる必要があります。
この記事は、QSMメニューの配置や機能が理解できず困っている方や、Qoo10の注文管理について不安を感じている方を対象にしており、「このメニューだけ覚えておけばQoo10の注文はストップしない」という内容に絞っています。これを読めば、QSMに関する最低限の情報を理解し、QSMのどこを見れば良いのかがわかるようになります。
この記事で得られる情報
- Qoo10の販売管理ツールの基礎知識
- 操作方法で疑問点が出たときの確認の手順
目次
1.メイン画面の解説
QSMの中央にはショートカットメニューがあり、数字をクリックすると各機能へ移動できます。数字が赤と青に分かれており、赤は重要な項目を示しています。例えば、新規注文や配送遅延など、数字が赤くなっている箇所はチェックが必要です。
2.言語選択とお知らせの確認方法
左上のアイコンから言語選択が可能で、日本語、韓国語、英語、中国語から選べます。選択した言語によって、お知らせの内容が変わることがあります。これは、配送ルールや手数料が国によって異なるため、言語別にお知らせを掲載しているからです。商品の発送地域が日本以外の場合は、適切な言語を選択し、お知らせをチェックするようにしてください。
3.QSMヘルプとその活用方法
「QSMヘルプ」は、QSMの操作に不明な点がある場合に活用できる機能です。具体的な利用方法としては、まずQSMヘルプの枠内にキーワードを入力します。例えば「商品」と入力すると、関連する全てのリストが表示され、その中から解決策を探すことができます。項目の中から直接選択し、疑問を解決することも可能です。「QSMヘルプ」は、QSMの操作に慣れていない方に有効なツールです。
4.お問い合わせ機能とその利用方法
「Qoo10へお問い合わせ」機能では、日本語、韓国語、英語、中国語での対応が可能です。中国語でのお問い合わせを希望する場合は、言語選択で中国語を選びます。特定の商品や注文について質問したい場合は、商品番号や注文番号を入力します。注文番号を照会すると、商品名も自動で表示されます。
また、「QSM操作」や「ブランド使用権限」などお問い合わせのカテゴリーを選択することも可能です。タイトルと本文を入力し、「送信」ボタンをクリックすると、Qoo10の担当者にお問い合わせが送信されます。お問い合わせに対しての返信は登録のメールアドレスやQSM内で確認できます。
5.Qoo10大学へのアクセス方法
QSMの上部および右側のメニューにある「Qoo10大学」のアイコンをクリックすると、Qoo10大学の記事ページに遷移します。Qoo10大学のサイトでは、ショップ運営のノウハウを詰め込んだ記事、過去のセミナー動画、そして今後のセミナー情報を提供しています。QSMの操作に関する疑問や問題を解決するのに役立つので、ぜひ利用してみてください。
6.QSMメニュー紹介
販売の初期に使う可能性が高い機能やメニューに焦点を当てて、簡単に説明していきます。
6.1 基本情報
今後、事務所の移転などで登録したショップ情報を修正する必要が出てくることがあると思います。そんな時は、左側の基本情報のメニューの中にある「My情報」を覚えておくと便利です。
その中の「住所リストの修正」は、初期によく使うメニューの一つです。ここでは、住所や電話番号の変更を行うことができます。住所変更や連絡先を変更する場合は、早めに変更しておくことが、お客さま対応を行う際にも重要です。
また、口座情報の変更もこのメニューから可能です。新しい情報をアップロードし、問題なければ承認されて、変更が反映されます。重要な情報なので、変更があった場合は早めに修正しておきましょう。
ショップ情報の更新は基本的にMy情報から行うことを覚えておきましょう。
6.2 商品管理
商品を販売するためには、まず商品を登録する必要があります。その際には、「商品管理」から行ってください。商品の照会や修正、商品の個別登録、そして送料管理は、最初に利用する機会があります。「商品の照会/修正」は、すでに登録されている商品の在庫数などをチェックしたい場合や商品情報を修正したい場合に利用してください。「商品の個別登録」は、1個ずつ商品を登録する際に使用します。
「送料管理」も使う機会は多いです。商品登録する際には必ず送料の登録が必要になるためです。
6.3 配送/キャンセル/未受取
注文が入った後に使用する機会の多いメニューは「配送管理」です。このメニューでは、商品に注文が入りお客さまに届くまでの管理を行うことができます。また、「キャンセル/返品/未受取」のメニューでは、お客さまからのキャンセル依頼や返品、交換、商品の未着などのクレームに対応することができます。
ただし、商品を問題なく発送していれば、キャンセルメニューを使用する必要は少ないかもしれません。一方、「配送管理」のメニューでは、商品の受注状況や細かいチェックができるため、注文が入った際には必ずチェックしてください。
6.4 精算管理
「販売内訳」は、注文が入って売上が発生した後に確認するメニューです。売上の正確な把握に役立ちます。注文ごとに精算された金額を確認でき、細かく手数料が引かれているかをチェックすることが可能です。
一定の期間をもとに精算された金額も確認でき、注文ごとにも精算された金額が表示されています。そのため、この情報をもとに細かな管理が可能です。手数料が適切に設定されているか、何パーセント引かれているかを確認したい場合には、この「販売内訳」メニューを積極的に活用しましょう。こまめにチェックして、販売管理を行ってください。
「販売者Qサイフ」のメニューは、出金履歴を確認し、資金管理を行うためにご利用ください。登録している口座の情報が反映されています。出金の履歴をチェックすることで、Qサイフから口座への出金がされたタイミングや金額などを正確に把握できます。
6.5 お問い合わせ管理
「お問い合わせ」は、販売活動において欠かせない重要なコミュニケーションの一つです。お客さまからのお問い合わせが入ると、「お問い合わせ管理」メニュー内の左上の「お客様メッセージ」に数字が表示され、その数字をクリックすることでお問い合わせのリストが表示されます。各お問い合わせの内容は、一覧表示されるので、素早く対応が可能です。
お問い合わせ内容に対する回答や対応は、右側に表示されたフォームに記入し、送信ボタンをクリックするだけで完了します。
動画でも学ぶ:「販売管理ツールの使い方」
いかがでしたでしょうか。
今回はQoo10に出店登録後、最初に知っておきたい販売管理ツール(QSM)について解説しました。困ったときにどこを確認すれば良いのか、どうやって問い合わせすれば良いのかを最初に理解しておくことが、運用をストップしないために重要です。