失敗しない「メガ割」徹底対策4 <メガ割後1か月以内に行う対応3選>

目次

1.Qoo10 Analyticsで結果分析

分析ツール「Qoo10 Analytics」を活用し、流入元、新規顧客とリピーターの比率、売れ筋商品、人気キーワード、転換率、閲覧数などを把握・分析し、次回のメガ割でさらに売上を増やしていくために、しっかりと振り返りを行いましょう。

Qoo10 Analyticsを具体的に見ていきましょう。

1.1 流入経路の上位を把握

Qoo10 Analyticsの「トラフィック/コンバージョン」から商品ページへの流入経路を16種類に区分して確認することができます。流入経路別の順位が一覧表示され、1位と2位の経路のみグラフに色が表示されます。まずは流入経路を把握し、対策を図っていきましょう。例えば、「検索結果」や「お気に入り」からの流入がしっかり取れているにもかかわらず転換率が低い場合は、セール価格の検討やオプション在庫に欠品がないかなど確認しましょう。

また、ランキングページからの流入が増えているようであれば、ランキングに入っている商品のプロモーションを強化し、その商品の詳細ページに関連商品やおすすめ商品へのバナーを貼り、他の商品への流入を増やしましょう。流入元を把握することで、取るべき施策は変わってきます。以下で流入経路(ページ名)について記載しますので、参考にしてください。

1.2 流入経路(ページ名)の用語解説

メインページ:
Qoo10のホーム(メイン)画面を通じて商品ページに直接入った場合
※メインページの「タイムセール」エリアから商品ページに入った場合は「メインページ」として集計されるため、プロモーション別の成果測定データには適していません。
検索結果:
検索結果ページの商品リストから商品ページに入った場合
※「パワーランクアップ」「スマートセールス」「プラス展示」などの検索型広告もすべて含む
ランキング:
ランキングページから商品ページに入った場合
プロモーションページ:
「タイムセール」「今日の特価」などプロモーションページから商品ページに入った場合
お気に入り商品:
「お気に入り」商品ページから商品ページに入った場合
最近見た商品:
「最近見た商品」ページから商品ページに入った場合
カート:
カートから商品ページに入った場合
ショップページ:
ショップページから商品ページに入った場合
特集ページ:
Qoo10またはショップの特集ページから商品ページに入った場合
カテゴリページ:
グループ、大、中、小カテゴリから商品ページに入った場合
※「プラス展示」広告を含む
商品詳細ページ:
商品詳細ページから他の商品ページに入った場合
商品カタログ:
商品カタログページから商品ページに入った場合
※ビューティカテゴリ商品のみ
MYページ:
注文履歴などMYページから商品ページに入った場合
外部サイト(Googleなど):
Qoo10ではない別のサイトから商品ページに入った場合
ダイレクト:
URLを直接入力、ブラウザブックマーク、メールなどから商品ページに入った場合
その他:
上記の15項目を除いた経路から商品ページに入った場合(例:ブランドページ、QPost)

1.3 顧客数の新規/リピーター割合を把握

リピートが見込める商品を扱っているショップは、購入した顧客数のうち「新規」と「リピーター」の比率を把握しましょう。(「新規」は過去2年間にあなたのショップから購入履歴のない顧客が注文した場合に集計されます。)リピーター比率が高い場合は、価格訴求を強めて、まずは1回購入いただくことでLTV(顧客生涯価値)を上げて行くきっかけになります。

1.4 ショップの売れ筋商品と商品ページへの検索ワードを把握

売上をさらに上げていくためには、現在どの商品が売上の柱になっているのか、そして次のヒット商品の候補は何かを把握することが重要です。そのためには、どのようなキーワードで商品にアクセスされているのかを把握してください。あなたのショップの商品が検索されるワード(例えば「フライパン」)が、Qoo10全体の「フライパン」の検索数のうち、どれくらい上位にいるのかを把握することで、キーワードごとの広告活用の判断にも役立ちます。
Qoo10 Analyticsを使った販売データ分析については、こちらの記事をご確認ください。


2.クーポンPUSHの発行

メガ割期間中に増やしたフォロワー(ショップをお気に入り登録した方)に対しては、唯一の追客施策であるクーポンPUSHを発行しましょう。このクーポンは週に1回無料で配信できるため、フォロワーが多いショップはメガ割後の売上低下を防ぐために、上手に活用しています。「商品のファン」から「ショップのファン」に変えることが売上を安定化させるためには非常に重要です。2度、3度と繰り返し購入いただける方を増やしましょう。
クーポンPUSHの発行方法については、こちらの動画で解説していますのでご確認ください。


3. 低単価帯のプロモーション強化

メガ割の対象商品が20%割引になるため、高価格帯の商品もよく売れます。そのため、メガ割直後のランキングでは通常時よりも平均価格が下がり、しばらくの間商品のランキング順位は低価格帯のものが上位に入りやすい傾向があります。この期間は、「入り口商品」などたくさん売れる低価格帯の商品を強化し、メガ割直後の売上低下を抑えていきましょう。

3.1 メガ割後の売上推移の事例

メガ割直後はメガ割期間と比較すると売上が下がる傾向があります。ただ、メガ割期間中に新たなヒット商品をつくったり、メガ割直後の対策を実施することで、メガ割前の期間と比べてショップ全体の売上が底上げされていることが大切です。Qoo10のセールイベントを上手に活用し、ショップの売上ベースを上げていきましょう。成功しているショップを見ると、メガ割前とメガ割後の売上目標を設定し、その目標達成のためにメガ割中およびメガ割後に戦略的な販売を行っているということが多いです。


まとめ

本記事では、Qoo10 Analyticsで活用し、流入元、新規顧客とリピーターの比率、転換率、閲覧数などをしっかりと把握・分析すること、メガ割期間中に増えたフォロワーに対しては、クーポンPUSHを発行し、ファンを増やすこと、そしてメガ割直後は低単価帯の商品を強化して、売上低下を抑えることについて解説しました。成功しているショップは、メガ割中およびメガ割後に戦略的な販売を行うことで売上を底上げし、成長しています。ぜひ参考にしてください。

この記事の内容は、動画でも詳しく解説していますので、ぜひ視聴してみてください。
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